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名取市の女性ヒーロー

きぐち

みなさんは、消防署の仕事と聞いてどんな姿を想像しますか?
火災や救急の対応を思い浮かべる人もいれば、警防などの業務を思い浮かべる人もいるでしょう。ですが、ほとんどの人がその業務にあたっている人を男性だと思い浮かべたのではないでしょうか。

全国には16万6千人ほどの隊員がいますが、女性隊員はその3.4%にあたる5千人ほどしかいません(総務省消防庁より引用)。
名取市消防本部も例外ではなく、勤務している105名のうち、女性隊員はわずか3名しかいません。 

現場5年目の青沼咲希さんは名取市初の女性隊員です。やりがいと現場の過酷さは紙一重ですが、この仕事に就いてよかったと話します。青沼さん自身が職場見学がきっかけで消防隊員を目指したこともあり、見学に来た小学生が「消防士になりたい」と言ったときは嬉しかったそうです。

 名取市消防本部の女性隊員の一人、見立屋陽奈さんは青沼さんと同様に、職場見学がきっかけで隊員になることを目指しました。救急隊員は3名の男性隊員で現場に向かうことに驚き、女性隊員の必要性を感じたそうです。見立屋さんは、女性である自分にしかできない仕事をやり遂げたときが嬉しかったと言います。 

女性隊員は少数派であり、前例が少ないため大変なこともあったそうですが、アットホームな職場ということや女性隊員同士の仲が良いため、乗り越えることができたそうです。消防士は男女関係なく活躍できる職業であり、その中でも女性にしかできないこともあると言います。 

名取の安全を守っている女性隊員がいるということは、同じ女性である筆者にとって、とても心強く思えます。今後名取市に彼女たちのような強くてかっこいい女性隊員が増えることを期待しています。 

左から青沼咲希さん、見立屋陽奈さん

末筆ではございますが、当記事を執筆するにあたり、取材にご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。  

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