仙台高専マテリアル環境コースの5年間をご紹介!
こんにちは!
学生ライターのタカハシです。
今回は、仙台高専名取のマテリアル環境コースの5年間についてご紹介していきます!
高専進学を希望としている学生の方のお役に立てればと思います。
マテリアル環境コースとは
マテリアル環境コースは仙台高専名取のⅡ類のコースの一つです。
金属材料や電子材料、化学や環境科学を学びます。
低学年から座学だけでなく実験も行うため、知識と技術力の両方を得ることができます。
1年生から5年生までの流れ
ここからは1年生から5年生までの流れをご紹介していきます。
まず、1年生から2年生は普通高校と同じように数学や物理、国語や公共といった科目を受講します。テストも中間と期末の合計4回です。
しかし、高校と違うのは実験が存在する点です。
1年生、2年生共に工学基礎実験があり、週ごとに違うテーマで実験していきます。
また、実験終了後にはレポート提出があります。
フォーマットが決まっていて、そこに自分の文章を打ち込む形になります。
高専進学希望の方でレポートが期日までに間に合うか不安に思う方もいらっしゃると思いますが、計画的に進めれば全然間に合います。
私は2日前までには提出していました。トラブルがあっても対応できるので。
次に3年生。
3年生では1、2年生に引き続き工学実験があります。2年生よりも少し複雑な実験をするイメージです。
また、授業に専門科目が増えます。専門科目はわかり易くいうと数学や化学式をより多く扱う科目です(偏見かもしれませんが)。
プログラミングや有機化学、電磁気学といった科目が授業になります。
難しかった記憶がありますが、授業にでていれば問題ないです。
しかし、数学は少し難しくなります。
2年生の微分積分の応用を3年生で扱います。
もちろん、基礎ができての応用なので、2年生の微積はしっかりやっておきましょう。
4年生。
4年生は学期の初めに研究室配属があります。
自分の興味のある研究室に足を運び、先生とコンタクトをとって最終的な判断をしましょう。
卒業研究の内容も研究室によって違うので、卒業研究に関しても聞いておくといいです。
ちなみに、試験の成績が主な基準として配属されるので、低学年からしっかり勉強しておきましょう。
また、授業についてですが、4年生の約8割は専門科目です。
3年生よりも難しいので普段からコツコツ勉強した方がいいです。
4年生の授業はかなり詰め込んであり、その上レポートが2つの授業で課されていたので忙しかったです(履修の関係で)。
後期になると研修旅行があります。
私の代は大阪まで飛行機で行き、その後バスで企業を見学しました。
就職か進学で迷っている人には良い刺激になると思います。
3日目には自由行動もあるのでやりたいことをやりましょう。
5年生。
まずは進学か就職かの問題です。
進学の場合は進学先の受験日程がバラバラなので、各自把握して対応します。
就職の場合(学校推薦)は企業に自分をアピールする書類(ES)を書き、先生方に面接練習をしていただき、本番を迎えることになります。
進学にしても就職にしても5、6月頃まではバタバタです。
また、5年生では卒業研究があります。
研究室の先生の指導の下実験を行い、成果をまとめる感じです。
私も今卒研をやっている最中です。難しいこともありますが、貴重な体験ができていると実感します。
おわりに
いかがだったでしょうか。
マテリアル環境コースの5年間がおおまかにはお伝え出来たと思います。
最後に、来年度からのⅡ類の改組についてお知らせいたします。
来年度から、マテリアル環境コースは「マテリアルコース」へと変わります。マテリアルコースでは、マテリアルサイエンスの知識と技術を身に付け、製品を生み出す多様な素材の応用と進化を担い、社会の持続的発展に貢献できる技術者の養成を目的としたコースとなります。
また、エネルギー技術に関する原理やシステムの知識、ものづくりの基礎について学ぶ機械・エネルギーコースは機械システムコースに、電気回路・プログラミング・ものづくりのスキル、高度な数学・物理を絡めた制御、外界認知・推定技術を学ぶロボティクスコースは電気電子コースに変わります。
さらに、来年からは新コースとして「情報と創造コース」が開設されます!
情報系の一般的な科目に加え、企業や自治体等を回りながら現場にある困りごとを現場の人たちと協働して一緒に解決する「回遊型教育」を受けることができます。
興味のある方は下記リンクからご確認ください。
https://www.sendai-nct.ac.jp/lp-new-course/