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【ブラジルとカナダを、楽しく学ぶ夏に 名取市多文化共生交流会】

市民ライター 青田さとみ

”この夏、海外について楽しく学んでみませんか?”こんなキャッチフレーズで始まる「名取市の多文化共生交流会ブラジルとカナダの夏」が残暑が厳しい、9月2日(土)に名取市文化会館で開催されました。

“多文化共生”とは、国籍や民族などの異なる人たちが、互いの文化的ちがいを認め合い対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員として共に生きていくこと。
ブラジル出身の講師とカナダ出身の講師が自身の出身国や、日本との文化の違い、食べ物を参加者とともに楽しく紹介します。

カナダドル紙幣は何でできているでしょうか?

カナダドル紙幣

カナダを紹介してくれたのがALT講師であるジェリー先生とアニー先生。アニー先生は、日本のアニメが好きで日本語はアニメを見て勉強し話せるようになったそうです。 
みなさんは、カナダドル紙幣の素材が何でできているか分かりますか?答えは、ツルツルのポリマー素材。薄いプラスチックのシートのような手ざわりです。
参加した小学生は、はじめて手にする紙幣に「キラキラしてお金じゃないみたい。」と興味深々でした。

左から鴇田さん、ジェリー先生、アニー先生

ジェリー先生とアニー先生の出身国であるカナダと、名取市は深いつながりがあります。
名取市とカナダのスーク市は、中学生海外派遣で交流があります。また、ゆりあげ港朝市メイプル館どんぐり・アンみんなの図書館(現・名取市歴史民俗資料館)は、東日本大震災の復興支援としてカナダ政府から寄贈された施設です。

ブラジルの夏野菜「ビキーニョ」を紹介

ブラジル野菜ビキーニョ

ブラジルを紹介してくれたのは、国際交流協会ともだちin名取の鴇田(ときた)ミリアン由美子さん。
「ビキーニョ」はブラジルの夏野菜で、赤色と黄色の実が鈴なりに実りフルーティーな香りが特徴的な野菜だと、自宅で育てたビキーニョを手に取る鴇田さん。尚絅学院大学とビキーニョを使った食品開発も考案しはちみつ漬けや、マリネ液に漬けたりしても美味しくなる野菜だと教えてくれました。パプリカに似ている食感で少し辛みがありますし、彩りもよし。
今夜は早速、ビキーニョ料理を作ってみたいですね。
名取市はブラジル・グアララッペス市との姉妹都市も締結しています。

ビキーニョを収穫する子どもたち

質問コーナーでは、参加者が英語で質問するなど国際色豊か。
親子で参加した小学生は「わたしもカナダやブラジルに行ってみたいと思いました」とキラキラした瞳で話してくれました。大人も子どもも楽しめる交流会になったようです。

名取市では、国際交流事業に対して理解と熱意のある“国際交流ボランティア”も募集しています。
あなたも世界を知ることから始めませんか?


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