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地域の方とのふれあいと学びの   「交流の場」として         ~下増田公民館・児童センター~

市民ライター 青田さとみ

名取市下増田。
静かな住宅街がひろがるこの地区に2023年11月から市内初の複合施設として開館したのが、名取市下増田公民館と下増田児童センターです。
私が訪れた施設の正面ロビーは、地域の誰でもが利用出来る交流スペースに
なっており、天井が高い吹き抜けからは、明るい日の光が差し込みます。
取材に伺った日も、階段本棚の絵本を、ゆっくりと選ぶ親子の姿がありました。

「この建物は、1階ロビー部分が公民館と児童センターの共用スペースにもなっており、地域の方々とのふれあいと学びの交流の場として活用していきたいと思っています」と話すのは、下増田公民館長の小野寺学さん。
この施設は災害時の避難場所としてだけではなく、大規模水害や大津波時には屋外階段から2階、屋上への避難が可能なつくりになっています。また、太陽光発電設備などにより災害時の電源確保も図っていますとのことでした。地域にとっても大切な施設になっています。

この日、児童センターの遊戯室に遊びに来ていたのは下増田在住の1歳になる男の子とお母さん。
乗り物の遊具で遊んでいる男の子のあどけない姿が何とも可愛らしい。
「近くに、この児童センターができたので、楽しみにして来ています」と笑顔で答えてくれました。
センターには乳幼児がいる親が、自由に交流できる子育て支援室もあり、子育てに関する相談や情報など、様々なイベントも行っていきます。

児童センター内を案内してくれたのはセンターの館長であり、児童健全育成指導士でもある渡邊由貴さん。来館した子どもたちが過ごす、明るい日の光がさす南側のクラブ室は扉の色もカラフルで楽しそう。

午後になり、隣にある下増田小学校から子どもたちが下校してくると、大きな声で「お帰り~」と手を振る渡邊館長の姿がありました。
「複合施設としての利便性を生かして、地域の方々や、子どもたちの交流の場としてより良くしていくために自分たちもブラッシュアップしていきたいと思っています」。
この施設には公民館の小野寺館長と同じ思いが込められています

次々と来館する子どもたち。
ここは、子どもたちの元気な笑顔とパワーに包まれていました。