「名取人」一般社団法人宮城県聴覚障害者協会会長 小泉 正壽さんを紹介します
名取市で夢や目標に向かって頑張っている方、市に貢献をいただいている方などを紹介するコーナー「名取人」。
今回は一般社団法人宮城県聴覚障害者協会会長 小泉 正壽さんをご紹介します。
「継続は力なり。夢では終わらせず、必ず実現させます」
一般社団法人宮城県聴覚障害者協会会長の小泉正壽さんは名取市出身で、現在も市内で暮らしています。長きにわたり、県内で聴覚障がいに関わるさまざまな活動に尽力してきました。
8つの団体で構成される一般社団法人宮城県聴覚障害者福祉会の理事長も務めている小泉さんは、仙台市に宮城県聴覚障害者情報センター(みみサポみやぎ)を設立したほか、名取市手話言語条例の制定にも携わりました。
「ろう者の運転免許取得を求める運動に参加したことをきっかけに、全国のろう者が自身と同じ気持ちであることを感じ、差別をなくしたいという思いから協会の会員になりました」と話す小泉さん。
20年前、当時の副会長に勧められて会長に立候補し、当選。今年で会長職21年目を迎えます。
東日本大震災後は仙南地域で困っているろう者のために仕事の合間を縫って支援活動に力を尽くしました。途中脳梗塞で倒れ、右半身まひの後遺症が残りながらも、聴覚障がい者のための力になりたいという強い思いから懸命なリハビリを経て、会長職を続けてきました。
「いつか会長を退任した後は、忙しくなかなか関わることができなかった地元名取市に貢献していきたいです」と小泉さんは話します。ろう者が教える手話勉強会を開きたいという強い思いも持っています。小泉さんはこれからも、聴覚障がい者が暮らしやすい世の中を作るために日々活動を続けていきます。