「名取人」みちのく潮風トレイル名取トレイルセンターセンター長 板谷 学さんを紹介します
名取市で夢や目標に向かって頑張っている方、市に貢献をいただいている方などを紹介するコーナー「名取人」。
今回はみちのく潮風トレイル名取トレイルセンター センター長 板谷 学 さんをご紹介します。
「1千キロ超の道 今後もつながり続けられるように」
みちのく潮風トレイルの情報発信や歩く旅をする人たちと地域の方たちの交流拠点が「みちのく潮風トレイル 名取トレイルセンター」です。板谷さんは令和3年春からセンター長を務めています。
「歩く旅を楽しむ人が徐々に増えていることを実感しています。地元の方たちとの交流も見られるようになってきました」
背景にあるのは、
①みちのく潮風トレイルが国内外のメディアで取り上げられることが多くなった
②歩く人が増えたことによってSNS上でロングトレイルの魅力を発信する人も増えた―
ことなどがある、と言います。
自身も徒歩での旅を実践する長距離ハイカー。ロングトレイルの楽しさを知った6年前から北海道や信越地方などの全国のトレイルを歩いてきました。
令和元年の冬には47日かけ、みちのく潮風トレイルの全行程を踏破。
「想像を超えた素晴らしい旅だった。旅の途中でたくさんの人たちの優しさに触れた」と振り返ります。
地元の人たちに優しい声をかけてもらったり、雨の日や寒さが厳しい日には家の中に招き入れてもらったり。みちみち出会った人たちとの思い出を語ります。
「地域の方たちに迎え入れてもらっている感じがして涙が出るくらい嬉しかった。歩く旅だからこそ得られる喜びを多くの人にも味わってもらいたい」
そんな旅の魅力を発信し、同じように旅する人たちが安全に旅する環境を整えたい。そう願い、令和2年から同施設などを運営するNPO法人みちのくトレイルクラブで勤務。その翌年、センター長に就きました。
「これから先も、八戸から相馬までの1千㌔超の『みちのく潮風トレイル』が1本の道としてつながり続けるよう努めていきたい」
力を込め、意気込みを語ります。